【スナック】すでに営業してるけど、今から風俗営業許可は取れるの?
だいぶ前から営業してるけど今から風俗許可は取れる?
たまに、「風俗許可無しで何年もスナックを営業してるけど、今から風俗許可取っても問題はない?」と聞かれることがあります。
結論としては、風俗営業許可はどのタイミングであっても許可取得の要件を満たしていれば取得は可能です。
スナックとして風俗許可無しでこれまで営業していても取得は可能です。
また、制限はありますが営業しながら風俗許可を取ることも可能です。
風営法の許可は無くてもスナックの営業はできる?
スナックであってもとりあえず保健所の許可を取っていれば開業することは可能です。
ただし、風俗許可は無いので、接待営業はできません。
また、深夜営業許可も無いのであれば営業時間は午前0時までとなります。
この2点を守って営業すれば保健所の許可のみでもスナックの営業は可能です。
お店の場所が住宅街に近かったり、近くに学校や保育園があり風俗許可が取れない地域の場合はこのような内容で営業しているお店も多くあります。
営業しながら風俗許可は取れる?
営業を継続しつつ風俗許可を申請することは可能です。
風俗営業許可は接待営業を行うために取得する許可なので、当然「今まで接待営業はしてませんよ」というのが前提になります。
風俗営業許可の場合は、申請中に警察が現地調査に来ますが、その際に店内に営業している形跡があったとしても問題ありません。
許可が下りるまでは当然接待営業をすることはできません。
ちなみに申請してから許可が下りるまでは約2ヶ月かかりますので計画的に申請を行ってください。
許可が下りる前に接待営業をしてしまったら?
申請に関する明確な取り決めがあるかはわかりませんが、その現場を警察に見つかった場合、申請中の許可が取下げになる可能性があります。
また、無許可営業になりますので罰則を受ける可能性もあるでしょう。
当然、夜12時を過ぎて営業してしまった場合についても同様のことが言えます。
警察に「たまたま今日だけしてしまった」は通用しませんので、許可申請中に営業するのであれば細心の注意を払ってルールを守って営業を行ってください。
深夜営業許可を取る場合は?
深夜営業をしたい場合は深夜許可を取ることにになりますが、その場合は当然接待営業はできません。
また、ルール上両方の許可を同時に取得することはできないので理解しておく必要があります。
深夜営業許可では接待営業はできませんが、大きなメリットとして営業時間の制限がなくなります。
風俗営業許可では営業時間は午前0時までとなりますが、深夜営業許可の場合は朝まで営業することも可能となります。
ガールズバーなどは深夜営業許可で営業するケースが多いです。
反面、接待営業が見つかってしまい、風俗営業の無許可営業により摘発されるケースが非常に増えています。
許可取得の流れは風俗許可の場合とそれほど変わりませんが、許可取得の要件が多少ゆるくなるのと、申請から10日程で営業が可能となるのが大きなメリットです。
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