スナックの看板は集客のための重要なツール

これからスナックを開業しようとしている多くの方が悩まれるのが、開業後の集客についてではないでしょうか?

スナックのような風俗営業の店では、風営法や条例による規制により自由にチラシ等による集客をすることがなかなかできません。

最近ではSNSを利用してお店の情報発信をしているお店も多いですが、これはある程度お客にお店の存在が認知されてから効果が出るものでしょう。

そうなると開業後、唯一広告として利用できるのは店の看板となります。

個人開業の多いスナックでは開業資金に乏しいこともあり、なかなか店の看板製作にまでお金が回せないのが現状です。

しかし、地域密着型であるスナックのような店では、看板のデザインや設置のやり方ひとつで強力な集客ツールとなりえるのです。

集客手段の少ないスナックでは、お店の看板は開業間もないお店の売上を上げてくれる重要な存在であることを認識しておきましょう。

 

 

看板はなるべく目立つところに設置する

開業したばかりの店は当然まだ世間の人には認知されていないので、まずは周辺住民や店の前を歩く通行人にお店の存在を知ってもらわなければなりません。

そのためには通行人に見てもらえるような場所に店の看板を設置する必要があります。

可能であれば建物の壁に設置する袖看板や、入口前に設置するスタンド看板があると通行人にはかなり効果が高いでしょう。

また、夜の営業がメインなので、照明で看板を照らしたり内部から照らす電飾看板などにするとより効果的です。

ただしスナックの場合は風俗営業であるため、公共の福祉や善良の風俗を害するような行為には特に注意する必要があります。

周辺との調和に配慮するとともに法律や条例にも十分注意して看板を設置するようにしましょう。

 

 

スナックであることが認識できる看板がよい

お店の看板というと、どうしてもオシャレでデザインチックにしようとしがちです。

しかし重要なのは、その店がなんの店なのかをその看板を見た人に理解してもらうことだと思います。

スナックに来るお客は最初からスナックを目指してやってくる人が多いです。

その人たちが店の看板を見たときに、その店が「居酒屋」なのか「バー」なのか「スナック」なのかわからないとその店には入りずらいですよね。

これからスナックに行こうとしている人には、その店がスナックであるとわかることが重要です。

しかも風俗営業の店は風営法により、外から中の状況が見えないような構造にしておかなければなりません。

スナックであれば看板を見た人が一瞬でスナックであるとわかるようなデザインにしておくことが重要です。

 

 

店の入り口に料金表があると入りやすい

初めて利用するスナックの場合、その店の料金設定がどの程度なのかはお客は気になるところです。

せっかく入口まで来てもらっていざ入ろうかと思っても「なんかこの店高そうな店だな」と思われて逃げられてしまってはもったいないですよね。

一見さんにはまずはお店を利用してもらわなければ何も始まりません。

そのために、一見さんに利用しやすいよう入口のところにセット料金や代表的なメニューの料金を表示しておくことをオススメします。

逆に、知り合いや常連さんだけに来てもらいたいのであれば、あえて料金表を設置する必要はないでしょう。

 

店に入りやすい雰囲気の外観がよい

一見さんの場合は、ほぼ店の外観を見てその店に入るかどうかを決めてしまいます。

店の外観が何か暗い感じだったり、一見さんを寄せ付けないような雰囲気を出しているとなかなか新規のお客は店に入りずらいものです。

看板を含めた店の外観造りは、なるべく店に入るお客様に不安感を抱かせないような外観造りにしておくことが大切です。

 

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行政書士 光野井良浩