なぜガールズバーが流行るのか
最近ガールズバーってよく聞くけど
水商売の世界ではすっかりお馴染みとなった感があるガールズバーですが、これっていつごろからできたんですかね?
たぶん20年ぐらい前だと無かったと思うんですが、10年ぐらい前からでしょうか。
なんとなくリーマンショックの後ぐらいのような気も・・
なぜキャバクラでなくガールズバーなのか
まず言えるのが、ガールズバーはカウンターだけで営業している店がほとんどなので、風俗営業許可でなく深夜営業許可で営業することができるのが大きな理由でしょう。
キャバクラでは接待を行うため必ず風俗営業許可を取る必要がありますが、風俗営業許可のデメリットとして営業時間が夜の12時までに制限されてしまいます。(一部地域は1時)
逆に、深夜営業許可は接待はできませんが営業時間に制限がなく夜12時を過ぎても営業できるメリットがあります。
どちらも一長一短ですが、夜の営業がメインの水商売では営業時間に制限が無いというのは非常に大きなメリットと言えるでしょう。
夜の8時ぐらいから開店するキャバクラだと実質4~5時間程度しか営業できないわけですからね。
要するにガールズバーは風営法の無許可営業逃れのために発生した店とも言えなくはないですね。
他の点としては、開業資金がそれほどかからないのも大きな理由だと思われます。
キャバクラであればそれなりの大箱の店舗を用意してキャストも大勢必要となりますが、ガールズバーはカウンターさえあれば小さい店舗でも営業が可能だし、バーテン(女の子)も少人数でいいためそれほどリスク無く開業が可能となります。
また、キャバクラと違って接待が無くキャストに対する縛りも緩いため、女の子を集めやすいメリットもあるでしょう。
無許可営業のリスク
メリットばかりが目立つガールズバーですがやはり風営許可の無許可営業のリスクは常に付きまとうことになります。
最近ではガールズバーの摘発も非常に増えていて、そのほとんどがぼったくり営業か無許可営業による摘発のようです。
営業者の中にはカウンターだけの店であれば接待に当たらないと勘違いしている人もいるようですが、必ずしもそうではありません。
接待では客の隣にいるか対面にいるかは重要ではないので、客とちょっと立ち話をしているだけでも接待とみなされることもあるのです。
ガールズバーで働く女の子はあくまでバーテンであり、お酒を作って客に提供するのが仕事となります。必要以上に客と接していると接待とみなされかねません。
日頃気を付けていたとしても警察にたまたまうっかりは通用しないため、営業者は接待との線引きをしっかりと認識するのは当然として、バーテンをする女の子たちにも日頃から教育しておくことが重要でしょう。